VRChat界隈の魅力とは?3つの特徴と独特な文化、用語を解説
VRChat界隈に興味はあるものの多様なコミュニティや専門用語が多く、どう関わればいいか迷っていませんか?VRChatとはなりたい姿で自由に交流できる魅力的な仮想空間です。
この記事ではVRChat界隈の基本的な魅力や特徴、具体的な楽しみ方から注意点までを解説します。
VRChat界隈とは?多様な文化と魅力

VRChat界隈の概要として以下の内容を解説します。
- VRChat界隈の概要
- VRChatの始め方
- VRChat界隈で使われる用語まとめ
VRChat界隈の概要
VRChat界隈とはソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を利用するユーザーたちの集まりや、そこで形成される独自の文化全体を指す言葉です。「VRChat」は単なるゲームではなく、ユーザーがアバターを介して自由に交流する「もう一つの世界」とも言えます。
「VRChat」には趣味や興味関心に基づいた無数のコミュニティが存在し、活発な交流や創作活動が行われています。現実の姿や場所にとらわれず、誰もが「なりたい自分」として参加できるのが最大の特徴です。
VRChatの始め方

VRChatを始める方法は以下の2ステップです。
- アカウントの作成
- PCにVRChatアプリをインストール
アカウントの作成
VRChat公式サイトまたはゲームプラットフォーム「Steam」からアカウントを登録できますが、アバターのアップロードなど全機能を使うためには、VRChat公式サイトでの登録がおすすめです。
PCにVRChatアプリをインストール
次にPCにVRChatアプリをインストールします。VR機器がなくてもPC単体(デスクトップモード)でも始められます。ゲーミングPCとVRヘッドセット(Meta Quest、Valve Indexなど)があれば、VR体験を楽しめます。
VRChat界隈で使われる用語まとめ
VRChat界隈でよく使われる用語をまとめました。
| フルトラ | 全身の動きをVRに反映させること |
| デスクトップ | PCのみでの参加 |
| お砂糖 | ユーザー間の親密なパートナー関係 |
| お塩 | 「お砂糖」の状態を解消すること |
| VR睡眠 | VRゴーグルをつけたまま寝る |
| 挨拶回り | 寝る前にフレンドの元を訪れる |
VRChat界隈の3つの特徴

VRChat界隈の特徴は以下の3つです。
- 多彩なコミュニティ
- リアルな没入感
- 活発な創作活動
多彩なコミュニティ
VRChatの中には趣味や興味ごとに細分化されたコミュニティが存在します。例えば以下のようなコミュニティです。
- 特定の趣味について語り合うコミュニティ
- ワールド作成を楽しむコミュニティ
- 仮想空間での写真撮影を楽しむコミュニティ
それぞれのコミュニティではテーマに沿ったワールドが集会場になったり、ユーザー主催のイベントが活発に開かれたりしています。共通の話題で盛り上がれる仲間を見つけやすい環境が、VRChat界隈の大きな特徴です。
リアルな没入感

VRChatはVR機器を使用することで、本当にその場にいるかのような没入感を味わえます。テキストチャットや音声通話とは異なり、アバターの身振り手振りや表情を通じてコミュニケーションを取れます。
相手の動きがリアルタイムで反映されるため、対面で話しているかのような自然な会話が可能です。全身の動きを反映させる「フルトラ(フルボディトラッキング)」を導入すれば、さらに没入感は高まります。
活発な創作活動
ユーザー自身がコンテンツを生み出せる点も、VRChat界隈の特徴です。多くのクリエイターがオリジナルのアバターや「ワールド」と呼ばれる空間を自作しています。
作られたアバターや衣装、ギミックなどは、「Booth」などのプラットフォームで販売され「クリエイターエコノミー」と呼ばれる経済活動も生まれています。
楽しみながら収益を得られるのは面白いですね!

VRChat界隈の楽しみ方

VRChat界隈には様々な楽しみ方があります。ここでは代表的な3つの活動を紹介します。
- ワールド制作者の世界
- アバター改変と制作
- イベントを楽しむ
ワールド制作者の世界
VRChatの体験を豊かにしているのが、ユーザーが自ら制作する「ワールド」です。美しい風景が広がるワールドやゲームが楽しめるワールド、カフェのようなワールドなど、種類は無限大です。
ワールド制作者はUnityなどのツールを駆使して、自分のイメージを仮想空間に形作ります。彼らの創造性によって、VRChat界隈には日々新しい体験の場が提供され続けています。
アバター改変と制作

VRChat界隈で活発なのがアバターに関する創作活動です。多くのユーザーは販売されているアバターを購入し、自分好みに衣装を着せ替えたり、髪型や色を変えたりする「改変」を楽しみます。
Blenderなどの3Dソフトを学び、完全オリジナルのアバターをゼロから制作するユーザーも多いです。自分の個性を表現する重要な手段となっています。
イベントを楽しむ
VRChat界隈ではユーザー主催のイベントが毎日のように開催されています。音楽ライブやトークショー、集会、ゲーム大会、ロールプレイングなど、その内容は多岐にわたります。
自らイベントを企画・運営する「キャスト」として活動する人々もいます。イベントへの参加や運営を通じて、多くの人々と交流し、コミュニティ内でのつながりを深めていくのも、VRChatの大きな楽しみ方の一つです。
VRChat界隈の注意点と付き合い方

VRChat界隈の注意点として以下の内容を解説します。
- 存在する「晒し文化」
- 「選民思想」の議論
- トラブル回避のコツ
存在する「晒し文化」
VRChat界隈では他のインターネットコミュニティと同様に「晒し文化」が存在します。ユーザー間のトラブルや迷惑行為が起きた際に、X(旧Twitter)などのSNS上で名前が公開され、非難されます。
匿名性が高い空間であるため、一方的な情報が拡散しやすい危険性もあります。晒し文化があることを認識し、自身の言動に注意を払う必要があります。
「選民思想」の議論

VRChat界隈では「メタバース選民思想」といった言葉が議論になることがあります。例えばプレイ時間が長い古参ユーザーが新規ユーザーを見下すような態度や、特定の技術を持つクリエイターが他者を軽んじるような姿勢のことです。
狭いコミュニティ内で過剰に評価されることで、自意識が肥大化してしまうのです。VRChatが多様な人々が集まる場であることを忘れず、他者への敬意を持つことが大切です。
トラブル回避のコツ
VRChat界隈で不快なユーザーに遭遇した場合、まずは「ブロック」や「ミュート」機能を活用しましょう。相手をブロックするとお互いの姿や声が聞こえなくなり、接触を避けられます。
ワールドに入室する際は、誰でも入れる「Public(パブリック)」インスタンスだけでなく、フレンドだけが入れる「Friends」や、自分だけ、あるいは招待した人だけが入れる「Private(プライベート)」インスタンスを使い分けることも有効なトラブル回避策となります。
VRChat界隈のまとめ
VRChat界隈は、アバターによる自由な自己表現、多彩なコミュニティでの交流、そして活発な創作活動が魅力の奥深い世界です。自分に合った居場所や楽しみ方を見つけていくことが、この世界を満喫する鍵となるでしょう。
