通話界隈とは?何を話す?特徴や独自のルール・危険性を完全解説
「通話界隈」とはDiscordやLINEなど、オンライン上の通話を楽しむ文化のことです。通話界隈には独特のルールや雰囲気があり、初めての方は不安になるかもしれません。
この記事では通話界隈の概要から男女別のアイコンの特徴、そして「やばい」と言われる理由まで詳しく解説します。
通話界隈とは音声通話で交流する文化

通話界隈について以下の内容を解説します。
- 通話界隈の概要
- 通話界隈にはどんな人がいる?
- 通話界隈では何を話す?
通話界隈の概要
通話界隈とはインターネット上で音声通話を中心に交流する文化のことです。DiscordやLINE、X(旧Twitter)のスペースなどが主な活動場所です。
顔を見せることなく声だけで気軽にコミュニケーションが取れるため、特に10〜20代の若者を中心に独自の文化を形成しています。雑談やゲーム、共通の趣味を楽しむ場として機能しています。
通話界隈にはどんな人がいる?

通話界隈にはさまざまな目的を持った人が集まります。通話界隈に所属する動機として、例えば以下のようなものがあります。
- 純粋に誰かと話すのが好き
- ゲームを一緒にプレイしながら会話を楽しみたい
- 深夜に深い話を共有したい
自分の声に自信があり、歌や朗読を披露する場として活用する人もいます。学校や職場とは違う、声と趣味でつながる緩やかな人間関係を求めている人が多い傾向にあります。
通話界隈では何を話す?
通話界隈で話される内容に決まったテーマはありません。日常の些細な出来事から、趣味の話まで多岐にわたります。好きなアニメやゲームなどの話題で盛り上がることもあれば、参加者同士で人狼ゲームなどの企画を楽しむ場合もあります。
深夜帯になると日中は話しにくい悩み相談や恋愛の話など、少し深い内容になることも多くあります。場の雰囲気やメンバーによって会話の内容が変わります。
通話界隈の特徴

通話界隈の特徴は以下のとおりです。
- 顔出し不要で楽しめる
- 孤独感がなくなる
- 「イケボ」を楽しむ文化
顔出し不要で楽しめる
通話界隈では顔を出す必要がなく、声だけでコミュニケーションが完結します。容姿や服装、部屋の様子などを気にすることなく、リラックスした状態で会話に集中できます。
シャイな性格の人やプライバシーを重視する人にとって、大きな安心感があります。アイコンが自分の分身となり、声と話し方だけで関係を築いていく文化が根付いています。
孤独感がなくなる

共通の目的を持った人と通話をすることで、孤独感を和らげる効果も期待できます。通話界隈には孤独感を和らげるために、以下のような文化があります。
- 作業通話
一人で勉強や仕事をしている時に誰かと通話をつないでおく文化です。誰かの存在を感じられるため、安心感が生まれます。 - 寝落ち通話
夜眠る前に誰かの声を聞きながら眠りにつく文化です。寝落ち通話を活用して、一人暮らしの寂しさを紛らわす人も多いです。
会話がなくても、つながっている感覚が精神的な支えとなるのです。
「イケボ」を楽しむ文化
通話界隈では「イケボ」を純粋に楽しむという文化が浸透しています。男女ともに声優のような声を披露することで、ファンが増えたり恋愛感情に発展したりするケースもあります。
特定の人の声を聞くためだけに通話に参加する人もいるほどです。声という要素がコミュニケーションの中心にあり、人間関係を形成する上で重要な役割を果たしています。
【男女別】通話界隈のアイコンの特徴

通話界隈において、アイコンは自分を表現する重要な名刺代わりです。性別によって好まれるデザインの傾向があり、自分のキャラクターや雰囲気を伝える手段となっています。
通話界隈のアイコンについて以下の内容を解説します。
- 女子に人気のアイコン
- 男子に人気のアイコン
- ペア画や中性的なデザインも
アイコンに関しては以下の記事でさらに詳しく解説しています。
» 通話界隈のアイコンや名前の特徴を男女別に解説|ペア画やアニメ系が人気
女子に人気のアイコン

女子に人気のアイコンは、可愛らしさや儚さを感じさせるデザインが多い傾向です。ピンクや水色といったパステルカラーを基調とした、アニメやイラストのキャラクターが好まれます。
アイコンを通じて、親しみやすさや、守ってあげたくなるような雰囲気を演出したいという心理があります。
男子に人気のアイコン

男子ユーザーはクールで落ち着いた印象を与えるアイコンを選ぶことが多いです。黒や白黒を基調とした、シンプルなデザインが人気を集めています。
アニメやイラストの男性キャラクターがよく使われますが、無表情であったり、どこかミステリアスな雰囲気をまとっていたりするものが好まれます。過度な自己主張を避けつつ、洗練された個性を表現したい意図が感じられます。
ペア画や中性的なデザインも

男女共通のアイコンだと「ペア画」も人気があります。ペア画とは友人や恋人同士で、対になるデザインや同じテーマのアイコンを設定することです。友人同士でペア画を設定することで、親密な関係性を視覚的にアピールできます。
性別を特定しない中性的なキャラクターのアイコンも広く使われています。性別の先入観なくフラットな関係を築きたいという考えや、多様な自己表現を重視する文化の表れです。
【闇】通話界隈がやばい・気持ち悪いと言われる理由

通話界隈にはネガティブな側面も存在します。匿名性が高い環境だからこそ生まれやすい、特有の問題点について、以下の点を解説します。
- 声が作り込まれすぎて不自然
- 出会い厨やセクハラが多い
- メンヘラ・依存が強くなることがある
声が作り込まれすぎて不自然
通話界隈では普段の声とは違う、意図的に作られた声で話す人が一部にいます。アニメキャラクターのような甲高い声で話すことが、聞く人によっては「媚びている」と受け取られ、不自然さや不快感につながることがあります。
声が重視される世界だからこそ、より魅力的に見せたいという意識が働くのかもしれません。
出会い厨やセクハラが多い
通話界隈には純粋な交流ではなく、恋愛や性的な出会いだけを目的とする、いわゆる「出会い厨」に遭遇するリスクがあります。
相手の顔が見えないことを利用して執拗に個人情報を聞き出そうとしたり、一方的に性的な発言を繰り返したりする悪質なユーザーもいます。
メンヘラ・依存が強くなることがある
通話界隈の密な人間関係は、精神的な依存を生み出す危険性もあります。毎日長時間通話することが習慣化し、通話がないと不安になる「通話依存」に陥ってしまう人もいます。
恋愛感情が絡むと嫉妬や束縛といったトラブルに発展しやすく、精神的に不安定な状態になる場合も多いです。
通話界隈の暗黙のルール

通話界隈のルールとして以下の内容を解説します。
- 暗黙のルールとマナー
- 初心者が安心して楽しむためのコツ
- 通話界隈でよくあるトラブル
暗黙のルールとマナー
通話界隈には、いくつかの守るべきマナーがあります。誰かが主催する通話に参加する際は「凸(とつ)」と呼ばれ、無断で入るのではなく主催者の許可を得るのが基本です。
入退室の際には「お邪魔します」「抜けます」といったあいさつをしましょう。
人の話の腰を折らない、個人的な情報をしつこく聞かないといった、相手への配慮が円滑なコミュニケーションの鍵となります。
初心者が安心して楽しむためのコツ
通話界隈の初心者はいきなり会話に参加するのではなく「聞き専(ききせん)」として他の人の会話を聞き、その場の雰囲気やルールを把握することから始めるのがおすすめです。
本名や住所、学校名といった個人情報は絶対に明かさないでください。少しでも「合わないな」「危険だな」と感じたら、無理をせずその場から離れる勇気を持つことも重要です。
通話界隈でよくあるトラブル
通話界隈では人間関係のもつれが頻繁に発生します。恋愛感情が絡むと嫉妬からくる言い争いや、仲間外れといった問題に発展する場合もあります。
通話内容を無断で録音され、SNSなどで「晒される」リスクもゼロではありません。クローズドな場なので、つい気を抜いてしまう気持ちはわかりますが、自分の発言には注意するようにしましょう。
まとめ
通話界隈は声を通じて気軽につながれる魅力的なコミュニティですが、その匿名性ゆえの注意点も存在します。アイコンや名前で個性を表現しつつ、暗黙のルールやマナーを守ることが大切です。
