なぜ炎上する？「擦り寄り界隈」の特徴と心理を徹底分析
「擦り寄り界隈」とは人気者や有名人など、そのタイミングで話題になっている人間に対して、利益目当てで近づいてくる人を指すネットスラングです。
この記事では「擦り寄り界隈」というネットスラングの正確な意味や、なぜ嫌われるのかを実際の炎上事例を交えて解説します。
「擦り寄り界隈」とは？その意味を解説
擦り寄り界隈の実態について以下の内容を解説します。
- ネットスラングとしての定義
- Twitterや配信界隈での使われ方
- 擦り寄りの言い換えや類語
ネットスラングとしての定義
「擦り寄り界隈」とは人気者や有名人など、そのタイミングで話題になっている人間に対して、利益目当てで近づいてくる人を指すネットスラングです。皮肉や軽蔑のニュアンスを含んで使われることが多いです。
フォロワー稼ぎやコラボ、単に認知されたいという下心が見える行動が特徴です。純粋にコンテンツや活動を応援しているファンとは違い、ネガティブなイメージを持つ言葉です。
Twitterや配信界隈での使われ方
「擦り寄り界隈」はTwitter（X）やゲーム実況、VTuber（ホロライブ、にじさんじなど）といった配信界隈で頻繁に使われます。配信界隈では人気者や流行が生まれやすく、便乗しようとする人が目立ちやすいためです。
「スイカゲームが流行ったら一気に擦り寄り界隈が湧いた」といった使われ方をします。急にリプライやDMを送り始めたり、ハッシュタグを無理やり使って話題に絡もうとしたりする行動が、擦り寄りの典型例です。
擦り寄りの言い換えや類語
「擦り寄り界隈」には、似たような行動を指す言葉もあります。「便乗勢」や「トレンド乗り」「フォロワー乞い」などです。「媚びへつらってくるやつ」といった意味で擦り寄り界隈という言葉が使われることもあります。
なぜ擦り寄り行為は嫌われるのか
擦り寄り界隈が嫌われる理由は以下のとおりです。
- 利益目当てと見られる行動
- 既存ファンの不快感と炎上事例
- 「かっつー」の炎上に見る問題点
利益目当てと見られる行動
擦り寄り行為が嫌われるのは、行動の裏に下心や打算が透けて見えるためです。自分のフォロワー数やコラボによる知名度向上、あるいは収益といった利益が目的だと感じられると、人は不快感を抱きます。
人気が出た途端に急接近し、人気がなくなったり炎上したりするとすぐに離れていくような「ハシゴ外し」とも取れる態度は、周囲からの信頼を失う原因となります。
既存ファンの不快感と炎上事例
配信者の既存のファンにとって、利益目的の「擦り寄り勢」が入ってくることは、その場の空気を汚し、荒らす行為だと感じられます。
以前、配信者の「DJシゲ」さんが「擦り寄る技術」といったタイトルの書籍を発表しようとした際「周りの人間を踏み台にしている」「打算的だ」と猛批判を受け、販売中止に至った事例もありました。
「かっつー」の炎上に見る問題点
YouTuber「かっつー」さんの炎上も、擦り寄りと受け取られた代表的な事例の一つです。かっつーさんは2024年夏頃から、人気VTuberやゲーム配信界隈への急接近を見せ始めました。
X（旧Twitter）でVTuberの白銀ノエルさんらに言及したり、『VALORANT』の配信を開始したりしたことが、従来のファン層から「業界に媚びている」「擦り寄っている」と批判されました。
これに対し、かっつーさん自身が「媚び売るに決まってるだろ！」と強く反論したことも、さらに炎上を加速させました。コミュニティの文脈が異なる界隈への急な接近は、意図せずとも「擦り寄り」と見なされるリスクが高いことを示しています。
まとめ
「擦り寄り界隈」とは人気者や流行の界隈に対し、フォロワー増やコラボなどの利益目当てで近づく人々を指す皮肉なネットスラングです。Twitterや配信界隈でよく使われ、下心が見える行動は、既存のファンに「界隈を荒らす」として嫌われます。
