【陰謀論】ゴムマスク界隈とは?SNSで流行する奇妙な主張の正体
ゴムマスク界隈とはX(旧Twitter)などのSNSで「政治家や芸能人といった有名人が本物ではなく、精巧な『ゴムマスク』を被った偽物だと主張する人」のことです。
この記事ではゴムマスク界隈の意味や主張、そしてなぜゴムマスク説が流行しているのか、その背景について解説します。
ゴムマスク界隈とは?その奇妙な主張

ゴムマスク界隈の定義について以下の内容を解説します。
- ゴムマスク界隈の基本的な意味
- 有名人が偽物だとする主張
- 「証拠」とされる画像や動画
ゴムマスク界隈の基本的な意味
ゴムマスク界隈とはX(旧Twitter)などのSNSで「政治家や芸能人といった有名人が本物ではなく、精巧な『ゴムマスク』を被った偽物だと主張する人」のことです。
ゴムマスク界隈では都市伝説的な話題を共有し、顔の不自然な点を指摘し合う文化があります。科学的な根拠はなく、特定の陰謀論を信じる人々の間で広まっている現象です。
有名人が偽物だとする主張
ゴムマスク界隈では、多くの著名人が「偽物」であると主張されています。根拠とされるのは、顔や身体の一部に見られる「不自然さ」です。耳の切れ目、目や口の動きの違和感、肌の質感の「被り物をしているかのような違和感」を指摘しています。
岸田文雄首相や木村拓哉さん、海外ではトランプ元大統領などが「ゴムマスクを付けた偽物だ!」と言われています。本物はすでに亡くなっており、今いるのは影武者やクローンだ、といったストーリーも語られることがあります。
「証拠」とされる画像や動画
彼らが「証拠」として提示するのは、画像や動画の一部を切り取ったものです。SNS上では、有名人の顔が不自然に写った瞬間を捉え「ゴムマスクだ」と主張する投稿が多数あります。肌の色が違う部分は「マスクの境目だ」と騒がれたり、目の動きの違和感を指摘したりします。
しかし、これらは光の当たり方による影や、画像の圧縮によるノイズ、あるいは単なる表情の変化で説明がつくものがほとんどです。
嘘かほんとかはさておき、陰謀論面白いですよね。

なぜ流行?ゴムマスク界隈の背景

ゴムマスク界隈が流行する背景について以下の内容を解説します。
- 流行の起源と関連コミュニティ
- X(旧Twitter)での活動実態
- 陰謀論として指摘される問題点
流行の起源と関連コミュニティ
ゴムマスク界隈の流行には社会的な不安や他の陰謀論との関連があります。ゴムマスクに関する陰謀論は2020年頃、新型コロナウイルスのパンデミック下で急速に広がりました。著名人のマスク姿やリモート出演が「ゴムマスクの証拠」と解釈されたようです。
人間が爬虫類型宇宙人に置き換えられているとする海外の「リザードマン」陰謀論が影響していると見られています。反ワクチン派やスピリチュアル界隈、都市伝説ファンといったコミュニティと信奉者が重なる傾向が強いです。
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X(旧Twitter)での活動実態

ゴムマスク界隈の活動場所は主にX(旧Twitter)です。「#ゴムマスク」や「#ゴム人間」といったハッシュタグを使い、仲間内で情報を共有しています。
政治家が偽物であると主張し、反政府的なメッセージと結びつける投稿も多いです。多くの「いいね」やリポストを集める投稿も見られます。
陰謀論として指摘される問題点
ゴムマスク界隈の主張には科学的な根拠が一切ありません。指摘される「証拠」は、光の加減や加齢による変化、画像の粗さなどで説明がつくものばかりです。根拠のない情報を信じ込み、拡散することはデマの流布につながるリスクがあります。
特定の有名人に対する名誉毀損と捉えられる可能性も否定できません。エンターテインメントとして楽しむ人もいますが、過度に信奉することは精神衛生上も問題視されるため、現実との区別をつけることが大切です。
まとめ
ゴムマスク界隈とは有名人がゴムマスクを被った偽物であると主張するSNS上のコミュニティを指します。彼らは顔の違和感を「証拠」としますが、科学的根拠はありません。根拠のないデマの拡散につながるため、情報を受け取る側も注意が必要です。
